こんにちは、ちょびです。
東日本大震災が発生した日、震源から離れていた首都圏の交通機関は完全にまひしました。
そして沢山の人々が帰宅困難の状態になりました。
大阪北部で発生した地震では、大阪で交通機関がまひし、多くの人が帰宅困難の状態になりました。
自分なりに想像をしてみました。
大勢の人、人、人。電車もタクシーもお迎えもダメ。
もちろんバスも走っていない。みんなどこかに向かって歩き始めてる。あせる・・
すぐに復旧するかも?なんて希望はすぐに打ち消された。歩いて帰るには遠すぎて想像がつかない・・どっちに行けば家なのか?
あ、泊まる所を確保しなくちゃ!
気が付いた時にはもう満員です。 ビジネスホテルも、ネットカフェも、どこもダメでした。24時間営業のファミリーレストランとか飲食店を探そう。
いっぱいで全然ダメ。トイレないと嫌だから、何とかなるまで駅で待つかな・・
大地震が発生するときは、必ずしも自宅にいるときとは限りませんよね。
「もし、会社や学校で地震が発生して巻き込まれてしまったら?」と不安にもなるでしょう。
大きな地震が発生した場合、電車の運行がストップしたり、道路は大規模な渋滞が発生する状況が考えられます。
震災直後、最低3日間は交通機関の復旧や救援体制が整わないといわれています。そこで自力で歩いて帰ることも想定てみます。
帰宅困難者とは
大地震や豪雨や台風などの影響で交通機関がまひしたため、自宅に帰ることが
困難になった人の事を言います。
内閣府の中央防災会議は自宅までの距離が10km以上になると帰宅困難者が出始めて
20km以上では全員が帰宅困難者になると想定しています。
帰宅可能率から行動を考える
帰宅困難者の帰宅可能率は、次のとおり設定されています。
(ア)自宅までの帰宅距離が10km以内の人は、全員が徒歩帰宅が可能
【帰宅可能率100%】
(イ)自宅までの帰宅距離が10km~20kmの人は、帰宅距離が1km増える
ごとに10%ずつ帰宅可能率を逓減
(ウ)自宅までの帰宅距離が20km以上の人は、全員が徒歩帰宅が困難
【帰宅可能率0%】
帰宅可能率から考えても、自宅に向かうよりも次のような状況も考えられます。
- 運行再開になるまで駅の構内で待つ
- 周辺ホテルや施設で休息する
- 会社や学校にとどまる
20kmって徒歩で帰ってこられないんですね。マラソンの選手とか尊敬します。
知らなければ「帰れるかも」なんて安易な気持ちで歩き出しそうです。
「むやみに移動をしない」事が重要になってきますね。
いずれにしても、混乱は避けられず「のどが渇いた」「今の所在を確認したい」
「トイレに行きたい」といったことも、なかなか容易にできなそうですよね。
なので、普段から持ち歩くバッグには、防災ポーチを準備して入れておきましょ
う。
防災ポーチの中身については下記事にて書いてあります。
帰宅困難の備えをしよう(個別でそろえる)
会社や学校から歩いて帰るなんて、本当に遠いいし想像しにくいですよね。
実際想像してみたら、当日とかどうなっちゃうんだろうって不安が残りましたよ!
でも頭で想像しておけば冷静な判断ができるかも知れないなぁ。
特に自宅から他県に通勤している方は、帰りたくても帰れない状況が発生しますね。
想像がつかない分、本当は1度家までの道のりにチャレンジしてみるのがいいですね。
そんな時、備えがあると助かります。この中の何が重要かは個人個人で違います。
歩く機会があれば再確認できますね。
- 帰宅支援マップ(安全な帰宅ルートが記載されている)
- 水(500ml)
- バランス栄養食(栄養やカロリーがコントロールされている食品)
- 履きなれた運動靴やスニーカー
- ホイッスル
- 雨具(レインコート)
- ハンドタオル
- 簡易トイレ
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリー
- ヘッドライトやネックライト
- 緊急連絡カード(家族の連絡先などを記入)
- 携帯食料・飲料水
- ファーストエイドキット
- ウェットティッシュ
- ブランケット
- 三角巾
- マスク
- ヘルメット
- 防寒着・手袋(防寒着に関しては秋・冬)
帰宅困難者支援キットの中身はこちら
(ホームセンターやインターネットで購入できるセット)
- ブランケット(寒さ対策で体を覆い被せるもの)
- IDカード入れ
- SOS笛
- マスク
- 包帯
- カンパン
- 防災ハンドブック
- 水
- ラジオライト
- 三角巾
- ウェットティッシュ
- バンドエイド
- 帰宅支援マップ
個別に大切だと思われるものを準備するのがいいでしょう。
セットの購入であれば、しっかりとした内容のものがそろいます。
揃えて仕事場のロッカーに用意しておくといざという時心強いですね。
金額が高くて無理と言う方もあきらめないで100均などで類似品を探すといいでしょう。そのうちには「しっかりした物を揃えていく」でいいのではないかな。
また、防災ポーチとの内容の重なりも確認しながら揃えましょう!
帰宅ルートを検討してみる
- できるだけ幹線道路を歩こう
- 一度はあるいてみよう
- 街並みを覚えておこう
- 昼と夜の景色の変化に注意しよう
- 危険個所を確認しておこう
- う回路を調べておこう
- 混雑する場所はさけよう
現地(学校や会社など)から家までの「災害帰宅支援ステーション」を確認しておこう
入口付近などに支援ステーションのステッカーなどが貼ってあります。
あの・・にっこり笑っているハートに足が生えている青色のマークです。
ちなみにバックは黄色です。探してみて下さい。すぐに見つかりますよ!
支援ステーションは下記各店舗です。
・コンビニエンスストア・ファーストフード・ファミリーレストラン
ガソリンスタンドなど
各自治体では、大災害の発生により、鉄道等の公共交通機関が運行停止となり、帰宅が困難となった人たちを一時的に受け入れる為、一時滞在施設を指定しています。
(災害発生時における一時滞在施設の位置や開設状況は、各自治体のホームページ等で御確認おねがいします。)
まとめ
震災が起きてしまい、帰宅困難者になってしまった時は、あわてずに1度落ち着いて考えてみましょう。
帰るために歩き出すべきなのか、その場所に留まった方がいいのかを考えなければいけません。
想定外なことが起こると思われますが、パニックにならずに冷静に行動しましょう。
パニックにならないために、予行練習、まぁ個人的な防災訓練といいましょうか、必要ではないでしょうか?
そして少しでもリスクを減らすためにも、日常から帰宅困難への備えを準備することをお勧めします!